桐生高校同窓会
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20年度同窓会のお知らせ
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19年度定期総会


平成29年度定期総会



 


応援指導委員会OB「山紫会」によるリーダー演技


校長と会長・副会長


会計・監査・事務局・運営委員長

「平成29年度桐中・桐高同窓会定期総会」は、7月1日(土)桐生市民文化会館小ホールで開催された。今年は昭和58年卒が幹事学年(幹事長宮地敏郎氏)を務めた。 総会と並行して今年も同窓生による作品展が開催された。
 総会前のアトラクションとして、応援指導委員会“OB”による「応援指導委員会“OB”が魅せる、究極の演技」が披露され、その迫力に、会場中熱気に包まれた。
 総会は、大和竜一氏(58年卒)の司会によって始まった。宮地同窓会長、田口校長の挨拶と続き、喜寿を迎えられた昭和34年卒の先輩諸氏19名に賀詞・記念品が贈呈された。議事に入り、大和勲氏(58年卒)の進行により、平成28年度事業報告、会計報告、監査報告、役員改選が審議され、すべて承認された。続いて29年度事業計画案、予算案が提出され、満場の拍手により承認された。OBの方々より、桐女との統合についての意見が出された。今年度も成功裏に終了した。






賀詞贈呈

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


松島 宏明 副会長



大和 竜一 総合司会


田口 哲男 校長


増田 浩三 副会長


総合運営委員長 下山 雅通



大和 勲 議長
           
定期総会懇親会
 会場をスカイホールに移して、懇親会が華やかに繰り広げられた。総勢450名を超える同窓生に参加頂いた。宮地会長、田口校長、亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長の挨拶に続き、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して藤掛幸四郎氏(34年卒)の乾杯のご発声で始まった。
 宴の途中、S62年卒の中島弘幸氏によるマジックショーが行われ、さらに盛り上がった。歓談も尽きないところであったが、お越しいただいた3名の旧職員の先生方からお言葉をいただいた後、幹事学年の引き継ぎ(58年卒宮地敏郎氏→59年卒中野博和氏)が行われ、柴田副会長の締めの挨拶があり、大変盛り上がった懇親会も校歌の大合唱で閉幕となった。


宮地 由高 会長


田口 哲男 校長



亀山 豊文 桐生市長


藤掛 幸四郎氏による乾杯の音頭


懇親会風景


元トランプマン2号 中島弘幸氏のマジックショー


懇親会司会



次年度幹事学年(59年卒)

石原 条 みどり市長


懇親会風景


懇親会風景





年度幹事学年(58年卒)


校歌による懇親会の〆



平成29年度定期総会講演会




講演中の相場 勤 氏

 今年は幹事学年である昭和58年卒業生から元慶応義塾大学体育会野球部監督の相場 勤氏が、桐高野球とエンジョイベースボール「独立自尊」「文武両道」という演題で話されました。

講演会要旨
 足利市出身である私は、高校野球界では名門中の名門である桐高野球に憧れて桐生高校に進学しました。数多くの優秀な選手や指導者を輩出した桐高野球ですが、その代名詞といえば稲川東一郎監督。ウエイトトレーニングの導入やスイッチヒッターの養成など当時の先端をいく科学的な野球を実践されたことは、次の進学先である慶應義塾大学の建学の精神である「社会の先導」「実学(科学的なアプローチ)」に通じるものであります。 
また、桐高の校訓「独立自尊」もまた慶應義塾の創始者福澤諭吉先生の教えであり、「何事も自分の判断・責任のもとに行う」という精神も両校に相通じるもので、私はそのことを慶大野球部の標榜する「エンジョイベースボール」を通じて学んでまいりました。
 ベースボールを“エンジョイ”するには、自由に楽しむことの中にお互いの信頼、チームへの献身、自己の責任を果たしやるべきことをやるということが必要です。そして何より明るくなければいけません。そういう雰囲気の中で育まれる、明るく楽しい「独立自尊」の学生像こそ桐高らしく慶応らしい。
 「文武両道」もまた大切な校訓です。不謹慎な話ですが我々の時代は高校3年+予備校1年が当たり前。勉強と運動のみならず遊びも趣味も3年間では収まらないパワフルな学生が桐高生であったかと思います。進学だけを目標とせず自由に伸び伸びと大きな道を自らの足で進んでほしいと願います。
 最後に野球部員たちへ。球都桐生の中心として、いつまでも子供たちのあこがれる桐高野球であってほしいと思います。甲子園からは長らく遠ざかっていますが、ぜひ大学でも野球を続け、学生野球の聖地神宮球場に母校名のアナウンスが響き渡る日が来ることをOBの一人として心待ちにしています。

平成28年度定期総会


 


事務局と会計・監査


校長と会長・副会長


賀詞贈呈
 「平成28年度桐中・桐高同窓会定期総会」は、7月2日(土)桐生市民文化会館小ホールで開催された。今年は昭和57年卒が幹事学年(代表者加藤貢氏)を務めた。 総会と並行して今年も同窓生による作品展が開催された。また、期末テスト直前ということもあり、総会前の吹奏楽委員会の演奏や応援委員会の演技のアトラクションは行われなかった。代わりにワインが振る舞われた。総会は、荒木克文氏(57年卒)の司会によって始まった。宮地同窓会長、本年度就任された田口校長の挨拶と続き、喜寿出席同窓生への賀詞・記念品贈呈も滞りなく済み、議事に入った。平成27年度事業報告、会計報告、監査報告、役員改選が審議され、すべて承認された。続いて28年度事業計画案、予算案が提出され、満場の拍手により承認された。今年度も成功裏に終了した。

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


松島 宏明 副会長


総合司会 荒木 克文氏


田口 哲男 校長


菊地 一真 副会長


総合運営委員長 下山 雅通


議長
定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、懇親会が華やかに繰り広げられた。宮地会長、田口校長、亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長の挨拶に続き、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して小倉基義氏(33年卒)の乾杯のご発声で行われた。宴の歓談も尽きないところであったが、幹事学年の引き継ぎ(57年卒加藤貢氏→58年卒宮地敏郎氏)が行われ、柴田副会長の締めの挨拶があり、大変盛り上がった懇親会も校歌の大合唱で閉幕となった。

宮地 由高 会長


田口 哲男 校長


亀山 豊文 桐生市長


阿部 高久 副会長


小倉基義氏による乾杯の音頭

懇親会風景



本年度幹事学年(57年卒)


校歌による懇親会の〆

石原 条 みどり市長


増田 浩三 副会長


懇親会風景


懇親会風景


次年度幹事学年(58年卒



平成27年度定期総会



吹奏楽委員会による演奏 


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


賀詞贈呈
 「平成27年度桐中・桐高同窓会定期総会」は、7月4日(土)桐生市民文化会館小ホールで開催された。今年は昭和56年卒が幹事学年(代表者板橋英之氏)を務めた。 総会と並行して同窓生の作品展には、53作品が出品された。総会前のアトラクションとして、桐高吹奏楽委員会の演奏と応援委員会の演舞が披露された。総会は、山崎晶氏(56年卒)の司会によって始まった。宮地同窓会長、中澤校長の挨拶と続き、喜寿出席同窓生への賀詞・記念品贈呈も滞りなく済み、議事に入った。平成26年度事業報告、会計報告、監査報告、役員改選が審議され、すべて承認された。続いて27年度事業計画案、予算案、が提出され満場の拍手により承認された。今年度も成功裏に終了した。

宮地 由高 会長


増田 浩三 副会長


事務局と会計・監査


事務局と会計・監査



総合司会 山崎 晶 氏

中澤 治 校長


菊地 一真 副会長


校長と会長・副会長


校長と会長・副会長


議長
       
定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、400名を超える出席者を得て、懇親会が華やかに繰り広げられた。アトラクションとして伊藤あや乃さん(H22年卒)のバイオリン演奏もあり、ひと味違う雰囲気も醸し出された。宮地会長、中澤校長、亀山豊文桐生市長の挨拶に続き、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して吉田正彰氏(32年卒)の乾杯のご発声で行われた。宴の歓談も尽きないところでだったが、
 幹事学年の引き継ぎ(56年卒→57年卒)が行われ、辻副会長の締め発声があり、大変盛り上がった懇親会も校歌の大合唱で閉幕となった。

伊藤あや乃さんのバイオリン演奏


宮地 由高 会長


中澤 治 校長


松島 宏明 副会長


吉田正彰氏による乾杯の音頭

懇親会風景


懇親会アトラクション



本年度幹事学年(56年卒)


亀山 豊文 桐生市長


辻 正男 副会長


懇親会風景


懇親会アトラクション


懇親会アトラクション


次年度幹事学年(57年卒)の引き継ぎ


平成27年度定期総会講演会


講演中の世取山 茂 氏


講演中の世取山 茂 氏


 今年は幹事学年である昭和56年卒業生から預金保険機構金融業務支援部長(警察庁から出向中)の世取山 茂氏が、『振り込め詐欺の被害と対策』という演題で話されました。

講演会要旨 
 昭和56年卒業の世取山と申します。これまで、警察庁を中心に、警視庁、北海道警、山形県警、埼玉県警等で勤務してまいりました。本講演中、特殊詐欺と呼称されている非対面型詐欺を「振り込め詐欺」として御紹介すること、意見にわたる部分は私の現在又は過去の勤務先の公式見解ではなく私見であることを予め御承知おきください。

 平成26年の全国における振り込め詐欺の被害総額は559.4億円と過去最悪を更新しました。この数値は警察に被害届が提出された被害のみを反映しているため、実際の被害はこの数値を遙かに上回るものと考えられます。平成27年は、5月末の前年同期比で、被害金額は14%減少していますが、既遂被害認知件数は15%増加しており、引き続き深刻な状況です。

 被害に遭わないようにするための留意点を申し上げます。還付金詐欺ですが、ATMで医療費や税金が還付されるという制度自体がありません。「ATMで医療費・税金が還付される」はすべて詐欺です。未公開株や社債の取引を仮装する手口もありますが、金融商品取引法の規制等により、突然の電話やパンフレットの送付で未公開株や社債の勧誘をしてくるまともな証券会社や株式発行会社はありませんから、そのような勧誘は例外なく詐欺です。
ギャンブル必勝法もすべて詐欺です。ロト6は午後6時45分から抽選が行われ当選番号が発表されますが、新聞報道が翌朝になるため、犯人側はこの時間差を悪用してあたかも当選番号を事前に知っていたが如く装います。ロト6にせよ競馬にせよ、「絶対に当たる」番号を本当に知っているのであれば、誰にも教えず自分だけで密かに買い占めた方が遙かに儲かるはずで、「頭隠して尻隠さず」とはこのことです。

 犯人が被害者から金を騙し取る手段の変遷を見ると、振込送金の比率が減少し、現金手交や現金送付の比率が増加しています。現金送付とは、犯人が被害者に宅配便や郵便に現金を在中させ東京23区の私設私書箱に送付させる手口です。現金書留以外の郵便で現金を送れば郵便法に違反し、各宅配事業者も約款で現金は取り扱えないとしています。送金記録が残らない宅配便や現金書留以外の郵便(レターパック)で現金を送らせることがまともな商取引や司法手続であろうはずがありません。「レターパック、宅配便で現金送れ」は100%詐欺です。

 振り込め詐欺の対策ですが、平成26年に検挙された被疑者、摘発された犯行拠点とも過去最高で、平成27年はこれを上回るペースで摘発が進んでいます。平成26年の被害阻止は件数、金額とも過去最高でした。加えて、犯行に悪用されている預貯金口座、郵便・宅配便、私設私書箱、携帯電話、電話転送サービス、ウェブサイトに係る悪用防止対策も進められています。

今後は、東京を中心とした更なる被疑者検挙はもとより、通信傍受、被害相談を受けての機敏で能動的な対応、監督当局による私設私書箱への立入検査を進めていく必要があります。

最も重要なことは、皆様が被害に遭わないことですが、その上で可能であれば、「騙されたふり」作戦による被疑者検挙に御協力いただければ幸甚です。

御清聴、有難うございました。

平成26年度定期総会



吹奏楽委員会による演奏 


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


合唱団「山紫」の合唱


賀詞贈呈


喜寿を迎えた先輩諸氏
  平成26年7月5日(土)に本年度の定期総会が桐生市市民文化会館で開催され、約170名が出席しました。本年度の運営は、伊東利夫君を幹事長とする昭和55年卒業生が幹事学年として担当しました。
 総合司会は昭和55年卒業生の大里忠弘君が務めました。
 アトラクションとして吹奏楽委員会による演奏が行われ、本年度の第40回定期演奏会を記念して作曲されたオリジナル曲『上昇桐生』が披露されました。桐生高校の校歌が随所に生かされている曲です。
 次に応援指導委員会のリードによる校歌、応援歌『みな元気だよ』、『ゲンゲロゲンのゲン』が歌われ、同窓生は在校時の興奮に包まれての大合唱となりました。
 締めくくりは、OB合唱団「山紫」の登場でした。平成21年度の同窓会総会から連続5回目の出演ですが、団員の体調不良等によって今回が最後の出演という紹介があると、会場からは落胆のため息が漏れました。指揮の奥山巨樹さん(31年卒)、代表の津久井進さん(31年卒)を中心に11名(うち客員2名)による心のこもった『荒城の月』『贈る言葉』など5曲の歌声は、まことに感動的でした。

 【同窓会総会】
 阿部高久副会長による「開会のことば」、物故会員への黙祷、宮地由高同窓会長と中澤治校長の挨拶の順で開始されました。
 宮地会長「先ほど演奏した吹奏楽委員会の楽器や、応援団の団旗、部活動等で使われている大型バス、毎夏の学習合宿のバス代、これらは同窓会からの支援です。同窓会はお互いのネットワーク作りとともに、母校への支援に役立っています。それを支えるのが維持会費です。母校桐高が盛り上がると桐生の街が元気になります。」
 中澤校長「日頃から絶大なるご支援を有り難うございます。本校のポテンシャルアップを図ろうとしておりますが、文武両道の成果が上がってきています。文では本年3月の卒業生の国公立大学合格者が前年度の114名を越えて117名、史上最高の出来でした。また、武では5月の県高校総体において昭和51年以来の第4位に輝き、また、今夏のインターハイに卓球部団体、陸上部、少林寺拳法部の出場が決まりました。演劇部も関東大会で優勝して全国大会に出場します。先日の大運動会では見事な応援合戦、伝統の棒倒しをはじめ、大成功させました。校長室にある『独立自尊』『文武両道』の書を写真の額にして正門から入った正面の掲示板に掲げました。」
 続いて、喜寿をめでたく迎えた先輩諸氏55名に賀詞と記念品が贈呈され、代表者として津久井進先輩から「選抜甲子園大会準優勝のときの3年生です。修学旅行のコースを途中から甲子園に変更して応援し、結束がさらに固くなりました。自治会の仕事で知り合った本校定時制卒業の方々にもお声掛けして、本日は十名弱の参加をいただきました。これからも母校のため、同窓会のために何らか尽くしていきたいと思います。」とご挨拶をいただきました。
 その後、菊地良之君の議長で議事が進行し、昨年度の事業報告・会計報告・会計監査報告、会則の改正、役員の一部改選(副会長が大澤英夫氏から菊地一真氏に交代)、本年度の事業計画案・予算案の順で審議されました。
 閉会は、川島康雄副会長が27回目の甲子園出場への期待を裡に秘めた言葉で締めくくりました。




阿部 高久 副会長


川島 康雄 副会長


事務局と会計・監査



総合司会 大里 忠弘 氏

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


中澤 治 校長


校長と会長・副会長


議長 菊地 良之 氏
           
定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、約400名を越える出席者を得て、幹事学年の塚越孝司君による楽しい司会運びによって、懇親会が華やかに繰り広げられました。
 宮地会長と中澤校長のご挨拶のあと、来賓として亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長がステージに立ち、挨拶されました。
 そして乾杯は、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して蝦澤裕司先輩のご発声によって声高々に行われました。
そして歓談。
 今回は女性の同窓生の参加が宮地会長によって紹介されました。群馬大学、群馬県立女子大学をはじめとする現役女子大生5名です。
宴の盛り上がりは尽きないところでしたが、本年度幹事学年(55年卒)と次年度幹事学年(56年卒)の引き継ぎがステージで行われ、幹事長の伊東利夫君による感謝の弁と、次期学年幹事長の板橋英之君による決意表明がありました。
 締めの発声は本年度から新たに赴任した齋木宏和教頭が行い、大変に盛り上がった懇親会も校歌の大合唱で閉幕となりました。

懇親会風景


懇親会風景


宮地 由高 会長


中澤 治 校長


亀山 豊文 桐生市長


懇親会司会進行 塚越 孝司 氏

同窓生の現役女子大生5名


次年度幹事学年(56年卒)の引き継ぎ

石原 条 みどり市長


蝦澤裕司先輩による乾杯の音頭


本年度幹事学年(55年卒)


校歌による懇親会の〆




平成26年度定期総会講演会



講演中の岸 秀光 氏


講演中の岸 秀光 氏



検事の数は全国に約1200人です。検察庁には検事の他に検察事務官がいて、とくに立会事務官はほとんどパートナーといっていい存在で、取り調べなども一緒に行います。
 被疑者「護送」という言い方がありますが、正確には「押送」(おうそう)と言います。後ろからでないと危険だからです。取り調べ室はテレビドラマとほぼ同じです。頭を突き合わせるくらい狭い警察の取り調べ室よりは、少し広めです。
土日の当直や宿直もあります。今は部長職にあるので時間の余裕もありますが、若い頃は夜10時、11時までの勤務もよくありました。平成7年にオウム真理教関係の捜査のために仙台から東京地検に駆り出された時は、連日深夜12時までの勤務で、休みも取れませんでした。
服装は基本的にはスーツで、拳銃は持ちません。手錠はあります。しかし、検察が逮捕するのは主に脱税であり、取り調べ室で手錠をかけます。
警察が逮捕した被疑者が来て、それを起訴するまでが「捜査」です。
 裁判で有罪にするための証拠捜しですが、被疑者の行動にわずかでも時間的ずれがあるとアリバイの余地ができてしまいます。犯行現場まで・犯行現場からの足どりを「前足」・「後足」と呼びます。詐欺事件では「最初は事業をするつもりだった。だます気はなかった」と供述する場合がありますが、本当に事業をする動きがあったかどうかを調べ上げたりするのが証拠調べです。
 聞き込みも供述調書の形にしないと公判に役立ちません。それを作るのは手間暇のかかることですが、検事はこうした地味な仕事が捜査の中心です。
 今年は幹事学年である昭和55年卒業生から、名古屋地方検察庁検事の岸秀光氏が、『検事の仕事~ドラマと実際~』という演題で話されました。

『検事の仕事~ドラマと実際~』 
 司法修習生は現在は1年間ですが、当時は2年間でした。最初の半年は東京で、残りの1年半は地方で修習するのですが、私は前橋で行いました。
 そして検事として横浜地検を振り出しに、長崎で2年、京都で2年、仙台で3年、東京の法務省で3年、大分で2年、また東京に戻ったあとは広島で2年、再び東京で勤務したあとは福岡で2年、埼玉で1年3ヶ月を経て、昨年7月から現在の名古屋に勤務しています。
 転勤の多い職業です。縁故のない九州に三度も行きましたが、各地の食べ物にも親しみました。NHKが1チャンネルで映る土地には10年もいなかった計算になります。
 さて、検察庁とはどんな所か?行かないに越したことはない、手錠に繋がれた人が行き来する所です。
 各県の県庁所在地にありますが、8つの大都市には高等検察庁、さらに東京には最高検察庁があります。仕事は捜査と公判に二大別されますが、例えば大分には検事が4人しかおらず、部がありません。大規模な検察庁になると、捜査部・交通部・刑事部・特捜部・公判部といった部に組織されます。


客観的証拠が重要ということで、最近はDNA鑑定が話題になりますが、その技術はすごく向上していて、一度に染色体の15カ所が判明するので、なんと4兆7千億分の1の確率まで精度が高まっています。
 被疑者を逮捕してから最長でも23日間しか身柄拘束できません。証拠を集めきれなければ釈放です。23日目の夜11時半に起訴ということもあります。期限が決まっているので、最初の15日間は警察、そのあと最後まで検察による取り調べというのが通例です。
 公判では請求した側から証人尋問をしますが、「…ですよね」とか「…でしょう?」といった誘導尋問は止められてしまします。「帽子の色は赤でしたか?青でしたか?」という問いかけも色を予め限定してしまうのでダメです。また、法廷で証言をひっくり返されることもあるのですが、その場合も「前にちゃんと証言したでしょ?なぜ嘘をつくのですか?」はダメで、「どのような根拠でそのように言うのですか?」ならばOKです。「このくらいですか?」と動作で示すのは調書に残せないということでやはりダメです。
裁判員裁判制度も始まりましたが、毎年11月に候補者名簿を作ります。そして6週間~8週間前に通知が本人に届き、面接したうえで選任手続きをしますが、面接してみて裁判員として公正性を保てそうにない場合は、検事は一定人数の「理由を示さない不選任」を決定できます。
実際に裁判員を務めた人は「いい経験になりました」と言ってくれたり、それ以後裁判ウオッチャーになって傍聴に行ったりする人もいます。量刑が難しいので、過去のデータが参考として配付されたりします。
 とりとめない話になりましたが、ご清聴ありがとうございました。




平成25年度定期総会



吹奏楽委員会による演奏 


吹奏楽委員会による演奏


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


合唱団「山紫」の合唱


賀詞贈呈





 本年度の定期総会は、平成25年7月6日(土)に桐生市市民文化会館で開催され、約140名が出席しました。本年度の運営は、下山雅通氏を幹事長とする昭和54年卒業生が幹事学年として担当しました。
 大森美明氏の総合司会で、まずはアトラクションとしてOB合唱団「山紫」の変わらぬ美声が会場に響きました。オリジナル曲も披露され、聴き応えがありました。
 また、吹奏楽委員会による演奏が行われました。同窓会の資金援助によって購入されたハープの音色に会場はうっとりしました。さらに応援指導委員会による校歌・応援歌のリードによってOBたちは在校時の興奮を呼び覚まされて、大声での斉唱となりました。
  異常な猛暑に対する同窓生諸氏を気遣う趣旨の「開会のことば」が阿部高久副会長によって発せられました。
 そして、物故会員への黙祷、宮地由高同窓会長と中澤治新校長の挨拶の順で行われました。
 宮地会長「同窓会は母校の応援団です。母校が群馬の中でも輝いている学校であり続けるように支援していくためにも、維持会費の納入にご協力ください。高齢化率が最も増加している桐生において、少子高齢化に伴う桐生地区全体の高校の在り方を考えていく必要があります。桐高一校の問題ではありません。いろいろご意見をお寄せください。」
 中澤校長「4月から第38代校長として赴任した中澤治です。創立96年を数える本校が100周年に向けてより発展するよう尽力したいと存じます。今春の卒業生は、国公立大学に114名合格という過去最高の成果を収めました。また、部活動でも、陸上部・卓球部・少林寺拳法部が全国大会への出場を決めております。同窓の方々が更に誇りを持てますように、桐高のブランド力をアップさせていく所存です。」
 続いて、喜寿をめでたく迎えた先輩諸氏44名に賀詞と記念品が贈呈され、代表者として新見祐三先輩から「二度目の卒業証書をいただいたような気分です。青春の一番大切な時期を桐生高校で過ごさせてもらい、感謝しています。先生方のニックネームは今もすべて覚えています。わが30会は結束が強く、今も毎月集まっています。」とご挨拶をいただきました。
 その後、飯島英規君の議長で議事が進行し、昨年度の事業報告・会計報告・会計監査報告、会則の改正、役員の改選、本年度の事業計画案・予算案の順で審議されました。会則の改正は、第3章第5条3項「理事15名以内」を「理事25名以内」に改める改正案です。来る100周年事業に向けて、若手の理事を増員して体制を強化するという趣旨であり、すべての案件が承認されました。
 閉会のことばでは、川島康雄副会長が「野球に大変ご理解のある中澤新校長の下で母校の甲子園出場を期待したい」と結びました。




阿部 高久 副会長


川島 康雄 副会長


事務局と会計・監査



総合司会 大森 美明 氏

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


中澤 治 校長


校長と会長・副会長


議長 飯島 英規 氏
           
定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、約400名に達する出席者を得て、幹事学年の柴田敦氏による楽しい司会運びによって、懇親会が華やかに繰り広げられました。
 辻副会長の開会の言葉に始まり、宮地会長と中澤校長のご挨拶のあと、来賓として亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長がステージに立ち、
 亀山市長「桐高の元気は桐生の元気に繋がります。」
 石原市長「喜寿を迎えられた先輩方へのお祝いと、同窓会総会・懇親会の設営に当たられた54卒生に感謝を申し上げます。」
 と挨拶されました。そして乾杯は、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して金井吉雄先輩のご発声によって声高々に行われました。
そして歓談。
 合唱団「山紫」の歌声が、総会前のアトラクションに引き続いて披露されました。
また、ロビーでは53年春の甲子園ダイジェストビデオが上映されました。
そして、宴たけなわでしたが、本年度幹事学年(54年卒)と次年度幹事学年(55年卒)の引き継ぎがステージで行われました。54卒生は数多く参加していて、ステージ両翼からはみ出すほどでした。幹事長の下山雅通氏による感謝の弁と、次期学年幹事長の伊東利夫氏の決意表明のあと、54卒の応援団長新井一男氏のリードによる校歌が、会場割れんばかりの歌声で歌われました。「応援団員すべて集合」の声が掛かり、歴代応援団員がすべてステージ両翼に出てリードする様子は壮観でした。
 締めの発声は54年度幹事学年でもある高張浩一教頭が行い、大変に盛り上がった懇親会も閉幕となりました。

懇親会風景


懇親会風景


宮地 由高 会長



中澤 治 校長

亀山 豊文 桐生市長


懇親会司会進行 柴田 敦 氏

次回幹事学年(昭和55年卒)のあいさつ

石原 条 みどり市長


本年度幹事学年 幹事長 下山 雅通 氏


校歌による懇親会の〆



平成25年度定期総会講演会



講演中の小山 浩之 氏


講演中の小山 浩之 氏


講演中の藪塚 謙一 氏


講演中の藪塚 謙一 氏


講演者への花束贈呈

 (ケネディの生々しい暗殺場面「ケネディ・ショット」をプロジェクターで観たあとで)この時に報道関係者が3人居合わせましたが、UPIの特ダネとして10分後には世界に配信されました。そしてメリマン・スミスという記者はピューリツア賞を受賞しました。なぜ、独占報道できたのか。それは彼がただ1台あった無線電話を抱え込み、ダッシュボードの下に潜り込んで、叩かれようが蹴られようがUPI本社に連絡し続けたからです。
 しかし、今や情報化時代。発信形態そのものが大きく変わりました。それでも、伝わらない情報というものが今もあります。一つは隠蔽、もう一つは本人がその価値に気づいていない、という場合です。
 情報が伝わらない怖さの実例があります。アメリカにはローカルな新聞社が数多くありますが、リーマンショックによって広告収入が途絶え、約200社が倒産しました。そうなると、取材空白地帯ができてしまい、カリフォルニア州のベルという小都市では、市の幹部たちの給与が不当に引き上げられたのに気づかれなかったという事態が起きました。
 今年は幹事学年である昭和54年卒業生から二人が講師に立ちました。1部は声楽家の小山裕之氏で、演題は『空氣を読む?いいえ、場の空気は作り出すもの』でした。
 2部は朝日新聞社部長の藪塚謙一氏で、演題は『伝えるということ~書け!抜け!寝るな!で始まって』でした。

【小山裕之氏『空氣を読む?いいえ、場の空気は作り出すもの』要旨】
 (ヘンリー・パーセルの歌曲「夕べの祈り」の見事な朗唱の後で)普段は人の声を調整する仕事もしており、女性相手にはその音程で歌っているので披露しました。
 今日は発する「気」が他の人の「気」と関わっていくということについてお話しします。 気を発するのに大切な部分は下腹部です。江戸時代の観相師水野南北もへその重要性を「へその締まり良き者はその身体強し」「へそ上向く者は才あるべし」と言っています。 しかし、現代生活はここを弱めてしまうのです。老化は下腹部から始まります。逆に、下腹部を活性化すると老化は止まります。足腰が弱まると嚥下力が落ちると言われますが、下腹部をうまく動かすと飲み込みがよくなるのです。
声で相手の調子がわかります。また、声は周囲の雰囲気を変えることができます。肩が凝っている人もしなやかな声に感応してリラックスしてきます。相手を落ち着かせたかったらだんだんゆっくりと話せばいいし、緊張させたければ下腹部を上げ気味に喋ればいいのです(桐高校歌の歌詞朗読で実演)。
声は、ビル2棟のすき間20センチの向こう側にいる知人に呼びかけるというイメージで声の横幅を狭くするとクリアになりますし、声の横幅を広げるとゆったりと響きます。また、声はまっすぐ一本調子に伸ばすとつらい。筋肉は固めると持続しにくいのです。きめ細かく震わせたほうが強い音が出ます(応援指導委員会リーダーと実演)。
 最後に「桐高校歌」を歌って講演を終わりたいと思います(抑揚のある表情豊かな校歌の朗唱に会場は感動)。

【藪塚謙一氏『伝えるということ~書け!抜け!寝るな!で始まって』要旨】
 演題は新米記者の時に木村社会部長から教わった言葉です。「抜け」とは特ダネを抜けということです。入社してしばらくの間は事件担当をして、家にいるのが3時間半という生活を続けていたので、この言葉の意味がよくわかりました。
 



 東日本大震災では、情報を伝えられない状況の中で、秋田県出身の松川という若手記者の奮闘がありました。彼は東北出身だからと志願して、ヘリで福島空港に飛び、午後8時半にいわき市に到着。福島総局から全く連絡の取れなくなった女川町がどのような現状なのかを取材しようと、翌午前5時に石巻を経て、9時には女川に到着しました。そこで、惨状を目の当たりにし、地元の人たちの声をじかに聞いて、これは全国に伝えなければならないと強く思いましたが、伝えようにも情報の送信ポイントが見つからない。夜間は氷点下6度7度という中を、彼は徒歩3万5千歩、自転車で5時間近くさまよってようやく送信できました。記事になって届けられたのは大地震発生から38時間後でした。
 では、なぜ伝えるのでしょうか。JR尼崎脱線事故では、組織は最後は組織自体を守ろうとしてしまうので、伝わるものも伝わらなくなる、という思いから報道しましたし、関心を薄れさせないで真相を追求したいということから亡くなった一人一人を記事にしました。伝えるとは伝えることの決意です。伝えるとは社会をつなげる行為です。
 では、何を伝えるのか。報道の自由という言葉がありますが、何を報じてもいいわけではありません。公共性と個人の権利侵害の兼ね合いや、公共性と単なる好奇心の境目を見定めなければなりません。
 また、情報は簡単に取れるものではありません。情報確度も問題です。しかし、根本には好奇心が必要だと思います。簡単に聞き捨てたり見逃したりしない好奇心です。私は、学力こそありませんでしたが、好奇心は人並み以上にあったと思います。」


平成24年度定期総会



吹奏楽委員会による演奏 


吹奏楽委員会による演奏


合唱団「山紫」の合唱


応援指導委員会によるリーダー模範演技


賀詞贈呈

 本年度の定期総会は、平成24年7月7日(土)に桐生市市民文化会館で開催され、約150名が出席しました。本年度の運営は、新井正則君を幹事長とする昭和53年卒業生が幹事学年として担当しました。
 開会に先立って、吹奏楽委員会による演奏が披露されました。8月に富山県で開催される全国高校総合文化祭に本県代表として出場するだけあって、豊かな音色を響かせてくれました。
 OB合唱団「山紫」の歌声も披露されたが、本年度初めて女性メンバーも5名加えて、相も変わらぬ美声が会場に響きました。また、観客も一緒に恒例の「ふるさと」斉唱を行いました。
 そして、例年行われる幹事学年による講演会に代わって、本年度は、「応援指導委員会によるリーダー模範演技」が現役時さながらの迫力で繰り広げられました。
 総会は、物故会員への黙祷、宮地由高同窓会長と尾池武校長の挨拶の順で行われました。
 宮地会長「同窓会は母校の応援団です。同窓会が活発化すれば母校桐高が良くなり、ひいては桐生が良くなります。先ほど、吹奏楽委員会の素晴らしい演奏がありましたが、その楽器購入や、西門付近の校地整備にも同窓会はお役に立っています。その基となるのが、維持会費ですので、今後ともよろしくお願いします。昨年度に募金をいただいた桜基金ですが、4月の開校記念日に『桜を愛でる会』を開き、集まった方々の記念写真を撮りました。これから毎年、記念写真を撮って桜の生長を確かめたいと思います。」
 尾池校長「日頃から本校の教育活動にご支援とご理解を賜り有り難うございます。今年は創立95周年を迎え、普通科と理数科を合わせて各学年7クラス、女子は81名在籍しています。今春は国公立大学に現役で91名が合格し、部活動も県高校総体で男子が6位に入賞し、5つの部が関東大会に出場しました。スーパーサイエンスハイスクールも本年度からさらに5年間、本県で唯一の継続採択をされました。創立100周年に向けて一層頑張って参りたいと存じます。」
 続いて、喜寿をめでたく迎えた先輩諸氏32名に賀詞と記念品が贈呈され、代表者として米田籌穂(かずほ)先輩から意気軒昂たるご挨拶をいただきました。
 その後、議事が昨年度の事業報告・会計報告・会計監査報告、本年度の事業計画案・予算案の順で審議されました。
 質疑として、基金の部(特別会計)の基本財産が繰越金によって年々増額されていくことに対して、「どれくらいの金額を目標としているのか、使途はどのようなものが想定されるのか、また、繰り越されるほど潤沢であるならば一般会計の維持会費を減額するといった考えはないのか」という質問が提出されました。これに対して、宮地会長から「特別会計の積立は、10年ごとに行われる周年事業で大きな支出がある。80周年には正門を造り、90周年にはバスの寄贈と記念誌の発行をしたが、平成29年度にはいよいよ母校の創立100周年を迎えるので、現在は伝統校にふさわしい事業のために積み立てており、事業内容が明確化され次第、会員の皆さんにお伝えしたい」と回答されました。




阿部 高久 副会長


川島 康雄 副会長


事務局と会計・監査



総合司会 石井 武 氏

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


尾池 武 校長


校長と会長・副会長


議長 辰野 和義 氏
           
定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、約350名に達する出席者を得て、幹事学年の猪熊一仁君による楽しい司会運びによって、懇親会が華やかに繰り広げられました。
 辻副会長の開会の言葉に始まり、宮地会長と尾池校長のご挨拶のあと、来賓として亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長がステージに立ち、
 亀山市長「本町1・2丁目周辺が重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されました。皆様のお力をお借りしながら、桐生をますます盛り上げて生きたいと思います」
 石原市長「奇しくも今日は七夕、こうして年一度同窓の方々にお会いできるのが楽しみです」
 と挨拶されました。そして乾杯は、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して山口定見先輩のご発声によって声高々に行われました。
そして歓談。
 昨年に続いて、「kiryu.in(キリュウ・ドット・イン)」という組織を立ち上げて桐生の活性化を図っている山澤健太君(平成19年卒)の活動報告も交えて、話は尽きない中、予定された1時間半は瞬く間に過ぎ、53年学年幹事長の新井正則君から、54年学年幹事長の下山雅通君にバトンが引き継がれ、母校で現在教頭を務める54年卒高張浩一君が締めの発声をして、無事お開きとなりました。

懇親会風景


懇親会風景


宮地 由高 会長



懇親会司会進行 猪熊 一仁 氏


亀山 豊文 桐生市長

次回幹事学年(昭和54年卒)のあいさつ

尾池 武 校長


石原 条 みどり市長


校歌による懇親会の〆



平成24年度定期総会講演会





校歌 52年度団長 新井啓一


団旗紹介


第一応援歌「みな元気だよ」
53年度リーダー部長 下山雅通


雷電の拍手 52年度団長 新井啓一


第二応援歌「感激の桐高」
53年度リーダー部長 下山雅通



必勝の拍手
52年度リーダー部長 櫛渕甚司


野球リーダー(メドレー)
52年度旗手隊長 松本英明



ゲンゲロゲのゲン
52年度総務部長 松嶋好司郎

クリックで大きな写真を見ることが出来ます。
プリントも可能です。

【応援指導委員会によるリーダー模範演技】

司   会 山口典利(54年卒業)
開会挨拶 山紫会会長 植木茂夫(45年卒業)
「本校応援指導委員会の卒業生によって組織・運営している『山紫会』の会長を務めている植木と申します。
一般に『応援団』『応援部』と呼ばれる組織が我が校に誕生したのは昭和24年頃です。そして、昭和25年、26年には『応援団』として初めて、夏の甲子園での活動を行いました。以後、関口・丸山・米田の諸先輩がそれぞれ『団長』を引き継ぎながら、桐生高校応援団の基礎を築かれた、と伝えられております。昭和34年には、『応援指導委員会』として生徒会の特別委員会に承認され、現在のような組織となって活動しております。
 その後、昭和45年卒業生の小倉治雄が、昭和49年に『山紫会』を発足させ、現役に対する技術的・経済的支援を継続的に行っているところであります。さて、毎年総会のこの時間帯は、本来であれば幹事学年の中から、社会で活躍されている方による講演が行われて参りました。しかしながら本年度は、幹事学年を中心として母校応援の際の『リーダー模範演技』を執り行うこととなりました。
 我が桐生高校野球部においては、ここ久しく『甲子園』への出場機会を逸しておりますものの、今年の同窓会学年幹事は、昭和53年春・夏連続出場を果たし、甲子園に桐生旋風を巻き起こした時代でありました。
 本日、その幹事学年を中心とした『山紫会』の有志に対し、このように貴重な時間を頂けましたのも、同窓会はもちろんのこと、多くの関係者のおかげでございます。とくに、尾池校長先生をはじめ学校の先生方、および本日ご協力を頂きます現役吹奏楽委員会の諸君、さらに団旗・太鼓の借用をお許し頂きました応援指導委員会に対しまして、心より感謝申し上げます。
 本日演技を行いますメンバーについては、現役卒業から35年の歳月が経過しております。体力的にもすべての演目を披露することが叶いません。うまくいかないことが数多くあろうかと思いますが、皆様の寛大はお気持ちを頂きまして、お許し願えればと思っております。」

模範演技
一、校 歌  52年度団長 新井啓一
一、団旗紹介 
一、第一応援歌「みな元気だよ」
   53年度リーダー部長 下山雅通
一、雷電の拍手 52年度団長 新井啓一
一、第二応援歌「感激の桐高」
   53年度リーダー部長 下山雅通
一、必勝の拍手
   52年度リーダー部長 櫛渕甚司
一、野球リーダー(メドレー)
   52年度旗手隊長 松本英明
一、ゲンゲロゲのゲン
   52年度総務部長 松嶋好司郎
校歌斉唱
山紫会現役指導部 新井一男(53年度団長)

閉会挨拶 山紫会現役指導部監督 新井啓一
「先ほどは、私どもの拙い演技をご覧頂き、また、本日このような場をお与え頂き、誠に有り難うございました。
 ただ私どもは、社会人になっても応援リーダーの演技ができるようであれと先輩方に教わってきたものではございませんし、『山紫会』の活動の趣旨でもございません。
 教わったのは、卒業後そして社会人になってからの応援団の押忍の精神の実践であります。
 人のため、社会のために役立ちたいと思い、「一所懸命に自己研鑽をする」、そんな人間形成の準備ができる「機会」と「その一つの方法」を享受する「場」として「桐高応援団」が存続していくために、その「精神」を現代の若者に会った形に昇華させながら、これからも「現役援助」に懸命に努めて参りたいと考えます。
 それが勢いに満ちた元気な桐高を継続させ、ひいては元気な桐生とする為に、今後も同窓生の皆様の一層のご指導とご鞭撻を頂けますようお願いを申し上げます。」




 
校歌斉唱 山紫会現役指導部
新井一男(53年度団長)


平成23年度定期総会



吹奏楽委員会による演奏 


応援指導委員会と吹奏楽委員会


合唱団「山紫」の合唱


賀詞贈呈

 本年度の定期総会は、平成23年7月2日(土)に桐生市市民文化会館で開催され、約150名が出席した。本年度の運営は、柳明彦君を幹事長とする昭和52年卒業生が担当した。
 開会に先立って、吹奏楽委員会による美しい演奏が披露され、また、応援団長と吹奏楽による校歌指揮が行われ、野球部に熱き応援をした日々を思い出しながら、校歌が高らかに歌われた。
 OB合唱団「山紫」の歌声も披露されたが、日頃から山紫会館で練習を積み重ねているだけあって、相も変わらぬ美声が会場に響いた。
 そして、幹事学年の小磯正康弁護士による講演を挟んで、同窓会総会が開会された。
 総会は、物故会員への黙祷、校歌斉唱、宮地由高同窓会長と尾池武校長(本年4月着任。本校昭和48年卒)の挨拶の順で行われた。宮地会長からは校内に桜を植樹した「桜プロジェクト」と、在校生による東日本大震災被災地ボランティア支援を中心に話がなされ、尾池校長からは4月以来の桐高生の多方面における活躍が紹介された。
 続いて、喜寿をめでたく迎えた先輩諸氏45名に賀詞と記念品が贈呈された。
 その後、議事が進行されたが、まずは昨年度の事業報告・会計報告が審議された。大きな特色としては、「桜プロジェクト」事業に伴って、会計の「基金の部」に「桜基金」が設けられたことである。総額5,833,500円の寄付が集まり、植樹された桜が本年4月に早くも美しい花を咲かせたが、今後はその定期的な手入れ等に使われていく基金である。 次に、平成23年度・24年度の役員案(7名の退任と8名の新加入)と、本年度事業案・予算案が提案・承認されて、閉会された。




阿部 高久 副会長


川島 康雄 副会長


事務局と会計・監査



総合司会 笹田昌昭氏

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


尾池 武 校長


校長と会長・副会長


議長 篠田一

定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、300名を越える出席者を得て、懇親会が華やかに繰り広げられた。
 広い会場のあちらこちらから歓談や笑い声が絶えない中、幹事学年の小曽根政文君の軽妙な司会運びによって、米寿を迎えた大先輩から、桐生の街起こしプロジェクトを開始した20代の若者たちまで、各世代の楽しいスピーチが会場を沸かせた。本校卒業生の桐生市・みどり市両市長もスピーチに立たされた。
 話は尽きない様子で、予定された1時間半は瞬く間に過ぎ、無事閉幕された。

懇親会風景


宮地 由高 会長




亀山 豊文 桐生市長

幹事学年(昭和50年卒)のあいさつ

尾池 武 校長


石原 条 みどり市長


校歌による懇親会の〆




23年度定期総会講演会




講演中の小磯 正康氏
『被害者と共生する社会を目指して』
弁護士 小磯 正康 氏(昭和52年卒)

 被害は、一家の働き手を失って生活が困窮するといったことにとどまらない。時間が経ってもその場面を思い出すフラッシュバックに苦しめられ、周囲も扱いに困って離職につながる場合も出てくる。子供が被害者の場合は夫婦や家族の間で責任を巡っての争いが始まることもある。女性の性的被害の場合は、警察の取り調べで傷ついたり、裁判で自分に落ち度があったと思われたり、周囲の人の言動で傷つく二次的被害もある。
 こうして、被害者が孤立してしまうことも多かったが、平成になって、ようやく世論も高まり、平成16年には犯罪被害者等基本法が制定され、さまざまな施策が実施されるようになってきた。また、平成20年度には被害者参加制度ができて、刑事裁判において、質問や意見が述べられるようになった。さらに、刑事裁判で有罪の判決が出ると、簡単で安価な手続きで民事的な損害賠償命令が出る制度も定められた。
 被害者の気持ちを分かる人が増えれば増えるほど、社会から犯罪そのものが減るのではないかと思う。犯罪被害者支援を通じて、安心・安全な社会に近づくと思う。これがまさに、被害者と共生する社会である。
 私の関係しているNPO法人「被害者支援ネットステップぐんま」は公的に認められている群馬唯一の団体であり、被害者を直接支援するスタッフもおり、ボランティアの育成もしているので、財政的援助をしていただければありがたい。



平成21年度定期総会



吹奏楽委員会による演奏 


応援指導委員会と吹奏楽委員会


合唱団「山紫」の合唱


賀詞贈呈

 「平成22年度桐中・桐高同窓会定期総会」は、平成22年7月3日(土)桐生市民文化会館小ホールで開催された。
 今年は、昭和51年卒が幹事学年(代表澤田匡宏氏)を、昭和58年卒が副幹事学年を務めた。
 総会と並行して同窓生の書画・総画・写真等を展示する第4回作品展には57作品が寄せられた。今回は現役生徒の絵画4点も展示された。
 総会前のアトラクションとして、吹奏楽委員会の演奏と応援部によるエール、OBで構成する合唱団「山紫」の、「野ばら」「ブルーハワイ」等が歌唱され、会場の雰囲気を盛り上げた。
 総会は飯沼雅人氏(S51年卒)の司会により、阿部副会長の開会の辞にて始まった。先ず物故会員への黙祷が捧げられた後、宮地由髙会長、栗田裕桐高校長が挨拶した。続いて喜寿を迎えられた会員への賀詞贈呈が行なわれた後、議事に入った。議長は堂前嘉三氏(S51年卒)が務め、平成二一年度事業報告(辻副会長)会計報告(松島理事)監査報告(吉田理事)が行なわれ承認された。次に、会則の改正について事務局(伊藤理事)から提案され承認された。続いて平成22年度事業計画案(辻副会長)・予算案(松島理事)が提案され可決された。
その後質疑応答が行われ、例年ない多くの意見が寄せられた。
 最後に4月から新しく事務局になった水野久恵さんの紹介があり、北川副会長の開会の辞をもって成功裡に終了した。


宮地由高会長


栗田 裕校長


事務局と会計・監査


司会の飯沼雅人氏


阿部高久副会長


北川 洋副会長


校長と会長・副会長


議長の道前嘉三氏
           
定期総会懇親会

 総会終了後、午後5:00より、桐生市民文化会館4Fシルクホールにおいて、約450人の参加を得て、なごやかな雰囲気の中で行われた。
 幹事学年 台 氏の司会により開会され、同窓生でもある 亀山桐生市長・石原みどり市長・栗田校長のご挨拶、そして高張教頭の乾杯の合図で、懇親会が始まった。
 会の最初のうちは、久しぶりに会う同級生に戸惑う姿も見られたが、アルコールも手伝って、しだいに打ちとけて、学生時代に戻って、昔話やら、今の生活のことなど楽しい会話にあふれた時間を過ごすことができた。
 そして、幹事学年の引き継ぎ 昭和52年卒(幹事:柳明彦 氏)があり、 また来年の再会を約しながら、事務長・坂牧英治 氏の発声で会を閉めることが出来た。その後は、なつかしい仲間をさそいあって、ようやく日の暮れた街へ繰り出して、楽しい夜を過ごした一日であった。

懇親会風景


宮地由高会長

川島康夫副会長


亀山豊文桐生市長

幹事学年(昭和51年卒)のあいさつ

栗田 裕校長


石原条みどり市長


校歌による懇親会の〆





22年度定期総会講演会






講演中の佐羽氏
「未来の桐生は住めるまち?
 …桐生が生き残れる交通を考える…」

佐羽宏之氏(昭和51年卒)総会記念講演


 定期総会後の講演会は、三立応用化工(株)代表取締役社長であり、昭和51年卒の佐羽宏之氏によるもので、「未来の桐生は住めるまち?…桐生が生き残れる交通を考える…」と題して行われた。
 氏は、「2015年の公共交通を作る会」の会長を務めており、桐生及び広域圏の交通と暮らしについて多くの重要な提言をされている。今回は、これからも桐生を住み続けられるまちにするためにわたしたちに何ができるかを論じられた。
 現在、全国的に鉄道やバスの廃止が相次いでいる。高齢化が加速する将来、運転免許証を手放したら生活できない地域の増加が予想される。
 桐生は、人口13万の規模ながら、もともと鉄道インフラの充実した全国的にもまれな都市である。氏によれば、これらの公共交通資源をいかに活用してゆくかが、桐生の未来を左右するようだ。歩いていける範囲にほとんどのものがあるコンパクトなまちづくり、文化や産業の遺産を活用した都市づくりなど、多くの示唆に富んだ提言がなされた。





平成21年度定期総会




合唱団「山紫」の合唱 


賀吹奏楽委員会による演奏


賀詞贈呈


喜寿を迎えられた12人

役員が改選される。 OB・現役が多方面で活躍。
 「平成21年度桐中・桐高同窓会定期総会」が平成21年6月27日(土)午後3時から桐生市市民文化会館小ホールで開催された。昭和50年卒が幹事学年を担当(代表松島宏明氏)し、昭和57年卒が副幹事学年として補佐した。
総会前のアトラクションでは、OBが構成する合唱団「山紫」による見事な合唱が、初めて披露された。指揮者の解説を交えながら、「もみじ」「校歌」等がピアノを伴奏に歌われた。次に吹奏楽委員会が「ファンタジアⅠ織姫」等を演奏し、会場の雰囲気を華やかにした。
総会は坂口武氏(昭和50年卒)が司会を務め、阿部副会長の開会のことばで始まった。物故会員への黙祷が捧げられた後、宮地同窓会長、続いて栗田裕桐高校長が挨拶した。出席者の中で喜寿を迎えられた方々への賀詞贈呈が行われた後、椎名祐司氏(昭和50年卒)を議長として議事に入り、辻副会長から平成20年度事業報告、会計の松島氏から会計報告、会計監査の吉田氏から会計監査報告が行われた。更に、役員改選の年に当たるため、役員改選案が提出された。承認後、辻副会長から平成21年度の事業計画案が、会計の松島氏から予算案が提案され、慎重審議を経てすべて可決された。
今総会では、「創立百周年記念誌刊行委員会」の名称が正式に承認され、また、OB・現役の活躍の様子が多く見受けられた。群馬大学工学部長に就任された板橋英之氏(56六年卒)の紹介と挨拶があり、「生命のメッセージ展」を自ら桐生で開催する長岡昇汰君(現2年生)が来場者を募るPRを行った。他にも、事務局員の諏訪園晴美さんの紹介があり、事務局副委員長の園田氏から、同窓会の活性化と親睦を深めるために、期別幹事の募集や各種情報提供のお願いがあった。同窓生・現役がそれぞれに力を発揮し、事務局の体制も整ってきた感がある。総会は、川島副会長により閉会のことばが告げられ終了した。
総会と並行して第3回作品展が開催され、絵画、書、写真等47の作品が寄せられた。
また、特別展示として今年3月に逝去された前副会長の下山嘉一郎氏の追悼展示や本校文芸部誌「洋灯」の展示、同窓生著作の寄贈図書の展示も行われた。
(総会運営委員会委員長 増田浩三)
宮地由高会長


栗田 裕校長


辻正男副会長と役員


司会の坂口 武氏


板橋英之群馬大学工学部長



阿部高久副会長


川島康夫副会長


松島宏明会計と役員


議長の椎名祐司氏


「生命のメッセージ展」をPRする長岡昇汰君

定期総会懇親会

 講演会終了後、同会館4階のスカイホールに会場を移して、懇親会が盛大に開かれた。
出席者は昨年、一昨年に続き約300人に上り、開演前から盛り上がりを見せた。
開演前に総会でも紹介された現2年生の長岡昇汰君が自ら桐生で開催する「生命のメッセージ展」をPRし募金を募った。
宮地同窓会長の挨拶、栗田 裕校長、亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長の挨拶がありその後乾杯で会はさらに盛り上がった。
旧友との久しぶりの再会に顔をほこるばせ、昔話に花を咲かせる姿があちらこちらで見え、会は活気と和やか吉に溢れて、大いに盛りよがりを見せた。
次年度の幹事団への引継ぎも無事に終わり、例年のように校歌斉唱とバンザイで会を〆た。

懇親会風景


宮地由高会長


塚越前会長の米寿のお祝い

 
「生命のメッセージ展」への募金

亀山豊文桐生市長


栗田 裕校長

懇親会の〆のバンザイ

石原条みどり市長


幹事学年の引継ぎ


校歌による懇親会の〆



21年度定期総会講演会
         



パワーーポイントを使って説明する鹿沼氏
「群馬県がん医療最前線」
鹿沼達哉氏(昭和50年卒)が総会記念講演

 定期総会後の講演会では、群馬県立がんセンター副院長を務める、昭和五十年卒の鹿沼達哉氏が講演を行った。氏は、聴衆に問いかけながら、がんセンターでの治療方法や施設、今後について分かりやすく説明された。
 日本での死因第一位は、癌である。男性の二人に一人、女性の三人に一人が癌で亡くなっている。氏は、治ればよいというこれまでのやり方を反省し、上手に治す必要があると話す。重粒子線であれば、癌細胞に集中でき、皮膚へのダメージが小さい。これまでは「弓矢でなくハンマー」だった。DNAの二重らせんを切ることで再生できなくしていく。ただし、短所もある。癌細胞に正確に照射しなければならない。そのための固定具を作製する必要があり、その分、費用がかさむ。全身に広がった癌など、適応とならないものもあるが、手術・放射線・化学療法のどれも長所と短所がある。それらに比べて重粒子線治療は、短期間で効果が大きく、きれいに治るという魅力がある。
 氏は、重粒子線治療を中心とした医療体制の普及に邁進し、まさに群馬県の医療を最前線でリードされている。今後の重粒子線治療とあわせて、大きな期待感をもった講演であった。


平成20年度定期総会のご案内



喜寿を迎えられた23人 


賀詞贈呈


大野秀一桐生高校校長

活性化を見せる同窓会活動
 「平成20年度桐中・桐高同窓会定期総会」が平成20年7月5日(土)午後2時30分から桐生市市民文化会館小ホールで開催された。昭和79年卒が幹事学年を担当(代表 中静一夫氏)し、昭和56年卒が副幹事学年としてサポートした。会場入り口では、ネクタイピンや同窓会会員名簿、90年史などを販売するといった新たな光景が見られた。
 まず開会に先立ち、賀詞贈呈が行われた。出席者の中で喜寿を迎えられた23名の方々に、同窓会長から賀詞と記念品が贈られた。その後、総会は山洞進氏(昭和49年卒)が司会を務め、阿部副会長の開会のことばで始まった。物故会員の冥福を祈り黙祷が捧げられた後、宮地同窓会長、続いて大野秀一桐高校長が挨拶した。関崎勉氏(昭和49年卒)を議長に、議事に入っていった。事務局から平成19年度事業報告、坂牧英治桐高事務長から会計報告並びに創立90周年記念事業会計報告、会計監査の吉田氏から会計監査報告が行われた。承認後、辻副会長から平成20年度の事業計画案が、坂牧桐高事務長から予算案がそれぞれ提案され、慎重審議を経て、すべての議案が原案どおり可決された。
 事業報告の中で、新たな動きが紹介された。校史編纂に向けて活動が始まり、同窓会のホームページも公開された。議事の最後に、同窓会長から役員の一部変更が提出された。承認が得られ、会則に基づき、松島宏明氏(昭和50年卒)が理事から会計に変更となった。総会は、川島副会長により閉会のことばが告げられ、滞りなく終了した。なお、同窓会員の数は平成21年3月の卒業生を加えると、22,398名に達している。
(総会運営委員会委員長 増田浩三)
宮地由高会長



司会の山洞進氏


議長の関崎勉氏


辻正男副会長


吉田正彰会計監査

阿部高久副会長



事務局からの報告


議長と役員


川島康夫副会長
定期総会懇親会

 平成20年度の総会後の懇親会は懇親パーティーと名を変えて新会長のもと49年卒の幹事団により盛大に開かれた。
今回は今までのように幹事学年の基調講演会ではなくFM桐生の実況生中継というあたらしいこころみで開催された。参加人数も例年の200人強を大幅に超え300人ほどの人が集まり会場は開演前から盛り上がった状態だった。ディレクターの合図のもと49年卒でパーソナリティーの柄沢氏のオープニングトークで、会は華やかにはじまった。
BGMで楽器演奏の校歌が流れる中、宮地同窓会長のあいさつ、学校長、市長のあいさつがありその後乾杯で会はさらに盛り上がった。今回の実況生中継の中のひとつの楽しみとして元教員の先生方のインタビューが企画されていた。各先生を紹介したところでトークとなり、前半は終了した。
 後半に入ると元教員の昔懐かしい話や今でしか聞けない、いろいろなエピソードに会場は拍手の渦だった。何人かは名指しで昔のことを言われ一時でもタイムスリップをしたような気分に浸っていた。後半も半ばを過ぎると中央に座っていた女子OBの紹介が始まった。桐高の長い歴史の中での始めての女子生徒だけに、何か同窓生が不思議そうなまなざしで見ていたが、新制桐高の象徴として大きな拍手がおこった。生中継は一時間で終了したが会のほうはさらに一時間続き、次年度の幹事団への引継ぎも無事に終わり同窓生は楽しいひと時を過ごした。
 今年度の総会、懇親会は桐高の新しい一ページを開いたような会だった。49年卒の幹事団の皆様ご苦労様でした。
(49年卒幹事学年 園田哲也)

懇親会風景


司会の柄澤正則氏と中継スタッフ


平成13年卒女子同窓生


桐生市長 亀山豊文氏


みどり市長 石原条氏


校歌により懇親会の〆

平成13年卒女子同窓生


幹事学年の引継ぎ


校歌により懇親会の〆



平成20年度定期総会のご案内



応援指導委員会のアトラクション


吹奏楽委員会


マーチングバンド


賀詞贈呈


勇退する塚越前会長


新会長の宮地由高氏


司会の園田氏と事務局


幹事学年代表 鈴木雅也氏


議長の下井田秀一氏


事務局からの報告

 「平成19年度桐中・桐高同窓会定期総会」が平成19年6月23日(土)午後1時から桐生市市民文化会館シルクホールで開催された。 今年度の同窓会総会は、幹事学年代表 鈴木雅也氏(昭和48年卒)が担当し、昭和55年卒が副幹事学年としてそれを補佐した。これまで会場に使用していた小ホールが都合により押えられず、今回は臨時にシルクホールでの開催となった。例年より大きな会場を使用することになったのも、同窓会長の引継ぎが行われ、桐高も創立90周年に当たる、まさに節目の年にふさわしく、大勢の記憶に残る同窓会総会になったことであろう。
 総会に先立つ開会行事として、応援指導委員会と吹奏楽委員会によるアトラクションが行われた。応援指導委員会はきびきびとした動きと勇ましい声で披露した。ホール全体には、太鼓の音と押忍のかけ声が響き、歌声が流れ、ステージの端で大団旗が悠然と翻った。また、吹奏楽委員会は、沖縄民謡や「美空ひばリメドレー」を演奏し、最後には衣装を身に着けたマーチングバンドが登場してフィナーレを迎え、会場の雰囲気を盛リ上げた。
 総会は園田誠氏(昭和48年卒) の司会によって進められ、先ず、物故会員の冥福を祈って黙祷が捧げられたあと、塚越平人同窓会長の挨拶があり、続いて大野秀一桐高校長が挨拶に立った。次に、出席者の中で喜寿を迎えられた樋口良夫氏、平田五郎氏に同窓会長から賀詞と記念品が贈られた。
 その後、下井田秀一(昭和48年卒)を議長に、議事に入り事務局から平成18年度事業報告と会計報告並びに会計監査報告、役員改選案、平成19年度の事業計画案、予算案が提案されすべての議案が原案どおり承認された。さらに創立90周年記念事業会計予算案、同窓会会則の一部改正案が提出され、同じく原案どおり承認された。ところで、この役員改選の後に、塚越会長より退任の挨拶があった。27年に及ぶ長期間、同窓会長の責任ある職を勤めた功績は多大で、ねぎらいの花をにこやかに受け取った。
そして、宮地新会長の会長就任の挨拶があり、新体制がスタートを切った。なお、同窓会員の数は平成20年3月の卒業生を加えると、
22,120名に達した。


定期総会懇親会

 講演会終了後、同会館4階のスカイホールに会場を移して、懇親会が盛大に開かれた。出席者は約300人に上り、春日幹雄氏(昭和48年卒)の司会で会は進められた。
 公務多忙にもかかわらず桐生市長の亀山豊文氏 (昭和44年卒)、みどり市長の石原条氏(昭和58年卒)が駆けつけ、祝辞を述べた。宮地新会長からは「組織を充実させて同窓生の交流を活発にしたい」との抱負が力強く語られた。挨拶の後は、旧友との久転ぶりの再会に顔をほこるばせ、昔話に花を咲かせる姿があちらこちらで見え、会は活気と和やか吉に溢れて、大いに盛りよがりを見せた。
 最後に、昭和48年卒学年代表の鈴木雅也氏から昭和49年卒学時代表の中静一夫氏に幹事学年の引き継ぎが行われ、次回の同窓会定期総会は昭和49年卒の手により企画・運営されることが確認された。





懇親会風景


桐生市長 亀山豊文氏


みどり市長 石原条氏


懇親会〆



19年度定期総会講演会


講演する紀信邦氏
 定期総会後の講演会では、日本エンジェルズ・フォーラム理事を務める、昭和48年卒の紀信邦 (きののぶくに) 氏が、「エスパーと起業家とエンジェルと」 というユニ-クな演題で講演を行った。
 紀氏は、司会の浅野亘司(昭和48年卒)
による講師紹介の後、シルクホールのステージに吊り下げられたスクリーン上に、パワーポイントを使って写真等を映し出し、話をすすめた。氏は国際的に見て「日本の高校生は、意欲は充分にもっている」と指摘し、そして、演題の言葉を順次説明していった。
 まず、「エスパー」については、「経済産業省の事業で発掘された、ソフトウエア開発の天才の候補になった人、あるいは天才と認定された人のこと」で、自分たちは「天才候補者の発掘と、その人物に日本の未来を背負って立つ産業をつくってもらうことを目的に支援」していると延べ、「事業名の頭文字がESP」となることから、「私がエスパーと命名した」と説明した。 次に「起業家」については、「ベンチャー企業の経営者たちとの出会いとすれ違い」、「事業家として成功した人・失敗した人」 について自論を展開した。例えば、ビル・ゲイツと対面したが、その成功は「時代に合わせて製品戦略を転換」 したことにある。「最初に一人の天才がいるからといっても会社が大きくなるとは限らない」 と言い、また、孫正義との対面では「年上の人を顧問に迎えて政界・財界へ根回ししていった」ことが成功の理由。「事業としては話があわなかったが経営者としてのセンスは尊敬できる」とした。
【紀 信邦氏略歴】
昭和45年 桐生西中卒
昭和48年 桐生高校卒
       京都大学理学部数学科入学
昭和52年 三菱総合研究所入所
昭和56年 UNIXソフトハウス・シニック設立
平成10年 日本エンジェルス・フォーラムの
       活動開始
平成11年 日本エンジェスト・インベスメント
       株式会社設立に参画、今日に至る
東京農工大学客員教授(現)
京都大学・東京大学・東京農工大学・工学院大学非常勤講師
JIS原案作成委員ほか政府系委員会委員
未踏ソフトウェア創業事業プロダクトマネージャー
中小ITベンチャー支援事業プロダクトマネージャー 
 更に、今世紀の起業家3人として、ホリエモン、南場智子笠原健治を取り上げていった。こうした「ベンチャーブームの波は繰り返し起こるだろう。」との予測を披涯した。
 「エンジェル」については、「ベンチャー企業の創業期に、起業家に投資をしてベンチャーの育成を辛がける個人のこと。日本でも正しいベンチャー企業の育成をすべき。(そのために)エンジェルを発掘し、育成できる環境づくりのための活動団体を作る」 と述べた。しかしながら、日本の実情としては活動しにくく、「嘆きの天使」 の状態だという。
 氏は、最後に、桐生についてふれ、「人口減、景気の低迷。しかし、自然がある。人口が減ったということは人口を流入させてもよいということ。地域に人を呼んで自然を活かした介護産業をすることはできる。一方で、地域が豊かになるためには輸出するものを作る。繊維の製品を製造することが不況であるならば、工業製品ではないデザインについてのサービスやコンテンツを販売するようにモデルを代えたら良いのではないか」 と提案した。例えば、「(ある企業は) シルクが扱える会社、縫製ができる会社と組みたいと言っている。桐生地域の産業発展のためにもベンチャー企業との交流を深め、新しいビジネスチャンスを見つけて欲しい」 と方向性を示唆した。

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