桐生高校同窓会
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平成26年度定期総会



 吹奏楽委員会による演奏


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


応援指導委員会による校歌・応援歌のリード


合唱団「山紫」の合唱


賀詞贈呈


喜寿を迎えた先輩諸氏

 平成26年7月5日(土)に本年度の定期総会が桐生市市民文化会館で開催され、約170名が出席しました。本年度の運営は、伊東利夫君を幹事長とする昭和55年卒業生が幹事学年として担当しました。
 総合司会は昭和55年卒業生の大里忠弘君が務めました。
 アトラクションとして吹奏楽委員会による演奏が行われ、本年度の第40回定期演奏会を記念して作曲されたオリジナル曲『上昇桐生』が披露されました。桐生高校の校歌が随所に生かされている曲です。
 次に応援指導委員会のリードによる校歌、応援歌『みな元気だよ』、『ゲンゲロゲンのゲン』が歌われ、同窓生は在校時の興奮に包まれての大合唱となりました。
 締めくくりは、OB合唱団「山紫」の登場でした。平成21年度の同窓会総会から連続5回目の出演ですが、団員の体調不良等によって今回が最後の出演という紹介があると、会場からは落胆のため息が漏れました。指揮の奥山巨樹さん(31年卒)、代表の津久井進さん(31年卒)を中心に11名(うち客員2名)による心のこもった『荒城の月』『贈る言葉』など5曲の歌声は、まことに感動的でした。

 【同窓会総会】
 阿部高久副会長による「開会のことば」、物故会員への黙祷、宮地由高同窓会長と中澤治校長の挨拶の順で開始されました。
 宮地会長「先ほど演奏した吹奏楽委員会の楽器や、応援団の団旗、部活動等で使われている大型バス、毎夏の学習合宿のバス代、これらは同窓会からの支援です。同窓会はお互いのネットワーク作りとともに、母校への支援に役立っています。それを支えるのが維持会費です。母校桐高が盛り上がると桐生の街が元気になります。」
 中澤校長「日頃から絶大なるご支援を有り難うございます。本校のポテンシャルアップを図ろうとしておりますが、文武両道の成果が上がってきています。文では本年3月の卒業生の国公立大学合格者が前年度の114名を越えて117名、史上最高の出来でした。また、武では5月の県高校総体において昭和51年以来の第4位に輝き、また、今夏のインターハイに卓球部団体、陸上部、少林寺拳法部の出場が決まりました。演劇部も関東大会で優勝して全国大会に出場します。先日の大運動会では見事な応援合戦、伝統の棒倒しをはじめ、大成功させました。校長室にある『独立自尊』『文武両道』の書を写真の額にして正門から入った正面の掲示板に掲げました。」
 続いて、喜寿をめでたく迎えた先輩諸氏55名に賀詞と記念品が贈呈され、代表者として津久井進先輩から「選抜甲子園大会準優勝のときの3年生です。修学旅行のコースを途中から甲子園に変更して応援し、結束がさらに固くなりました。自治会の仕事で知り合った本校定時制卒業の方々にもお声掛けして、本日は十名弱の参加をいただきました。これからも母校のため、同窓会のために何らか尽くしていきたいと思います。」とご挨拶をいただきました。
 その後、菊地良之君の議長で議事が進行し、昨年度の事業報告・会計報告・会計監査報告、会則の改正、役員の一部改選(副会長が大澤英夫氏から菊地一真氏に交代)、本年度の事業計画案・予算案の順で審議されました。
 閉会は、川島康雄副会長が27回目の甲子園出場への期待を裡に秘めた言葉で締めくくりました。




阿部 高久 副会長


川島 康雄 副会長



事務局と会計・監査


総合司会 大里 忠弘 氏

宮地 由高 会長


辻 正男 副会長


中澤 治 校長


校長と会長・副会長


議長  菊地 良之 氏
           
定期総会懇親会

 会場をスカイホールに移して、約400名を越える出席者を得て、幹事学年の塚越孝司君による楽しい司会運びによって、懇親会が華やかに繰り広げられました。<br>
 宮地会長と中澤校長のご挨拶のあと、来賓として亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長がステージに立ち、挨拶されました。
 そして乾杯は、総会で喜寿のお祝いを受けた方々を代表して蝦澤裕司先輩のご発声によって声高々に行われました。
そして歓談。
 今回は女性の同窓生の参加が宮地会長によって紹介されました。群馬大学、群馬県立女子大学をはじめとする現役女子大生5名です。
  宴の盛り上がりは尽きないところでしたが、本年度幹事学年(55年卒)と次年度幹事学年(56年卒)の引き継ぎがステージで行われ、幹事長の伊東利夫君による感謝の弁と、次期学年幹事長の板橋英之君による決意表明がありました。
 締めの発声は本年度から新たに赴任した齋木宏和教頭が行い、大変に盛り上がった懇親会も校歌の大合唱で閉幕となりました。


懇親会風景


懇親会風景


宮地 由高 会長


中澤 治 校長

亀山 豊文 桐生市長


懇親会司会進行 塚越 孝司 氏


同窓生の現役女子大生5名


次年度幹事学年(56年卒)の引き継ぎ

石原 条 みどり市長


蝦澤 裕司 先輩による乾杯の音頭


本年度幹事学年(55年卒)


校歌による懇親会の〆



平成26年度定期総会講演会






講演中の世取山 茂 氏

  今年は幹事学年である昭和56年卒業生から預金保険機構金融業務支援部長(警察庁から出向中)の世取山 茂氏が、『振り込め詐欺の被害と対策』という演題で話されました。


講演会要旨
 昭和56年卒業の世取山と申します。これまで、警察庁を中心に、警視庁、北海道警、山形県警、埼玉県警等で勤務してまいりました。本講演中、特殊詐欺と呼称されている非対面型詐欺を「振り込め詐欺」として御紹介すること、意見にわたる部分は私の現在又は過去の勤務先の公式見解ではなく私見であることを予め御承知おきください。
 平成26年の全国における振り込め詐欺の被害総額は559.4億円と過去最悪を更新しました。この数値は警察に被害届が提出された被害のみを反映しているため、実際の被害はこの数値を遙かに上回るものと考えられます。平成27年は、5月末の前年同期比で、被害金額は14%減少していますが、既遂被害認知件数は15%増加しており、引き続き深刻な状況です。
 被害に遭わないようにするための留意点を申し上げます。還付金詐欺ですが、ATMで医療費や税金が還付されるという制度自体がありません。「ATMで医療費・税金が還付される」はすべて詐欺です。未公開株や社債の取引を仮装する手口もありますが、金融商品取引法の規制等により、突然の電話やパンフレットの送付で未公開株や社債の勧誘をしてくるまともな証券会社や株式発行会社はありませんから、そのような勧誘は例外なく詐欺です。
 ギャンブル必勝法もすべて詐欺です。ロト6は午後6時45分から抽選が行われ当選番号が発表されますが、新聞報道が翌朝になるため、犯人側はこの時間差を悪用してあたかも当選番号を事前に知っていたが如く装います。ロト6にせよ競馬にせよ、「絶対に当たる」番号を本当に知っているのであれば、誰にも教えず自分だけで密かに買い占めた方が遙かに儲かるはずで、「頭隠して尻隠さず」とはこのことです。
 犯人が被害者から金を騙し取る手段の変遷を見ると、振込送金の比率が減少し、現金手交や現金送付の比率が増加しています。現金送付とは、犯人が被害者に宅配便や郵便に現金を在中させ東京23区の私設私書箱に送付させる手口です。現金書留以外の郵便で現金を送れば郵便法に違反し、各宅配事業者も約款で現金は取り扱えないとしています。送金記録が残らない宅配便や現金書留以外の郵便(レターパック)で現金を送らせることがまともな商取引や司法手続であろうはずがありません。「レターパック、宅配便で現金送れ」は100%詐欺です。
 振り込め詐欺の対策ですが、平成26年に検挙された被疑者、摘発された犯行拠点とも過去最高で、平成27年はこれを上回るペースで摘発が進んでいます。平成26年の被害阻止は件数、金額とも過去最高でした。加えて、犯行に悪用されている預貯金口座、郵便・宅配便、私設私書箱、携帯電話、電話転送サービス、ウェブサイトに係る悪用防止対策も進められています。
 今後は、東京を中心とした更なる被疑者検挙はもとより、通信傍受、被害相談を受けての機敏で能動的な対応、監督当局による私設私書箱への立入検査を進めていく必要があります。
 最も重要なことは、皆様が被害に遭わないことですが、その上で可能であれば、「騙されたふり」作戦による被疑者検挙に御協力いただければ幸甚です。

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